■開業までのスケジュール
新陳代謝が激しい飲食業界において、繁盛店を作っていくためには入念な準備が必要です。開業準備には5ヶ月(150日)以上かけることおすすめします。日々の仕事を行いながら作業をする方も多いと思いますので、スケジュール管理には十分注意を払ってください。
■事業計画書
あなたが思い描いている飲食店の事業をいかにして実現していくかを表にしたものが事業計画書です。事業計画書は、国民金融公庫や金融機関等から融資を受けるときや事業の協力者へ説明するときに必要となります。説明する必要がない場合でも、あなたの事業が本当に実現可能かどうかを確認する意味で、ぜひ事業計画書を作りましょう。何度も練り直すことによって、あなたが本当にやりたいことや事業の成功の見込みなどがハッキリと見えてきます。
創業動機、事業の目的、将来的なビジョン
どういう目的で飲食店を開業しようとしているかをはっきりさせます。事業に対する考え方や熱意、将来的な事業展開を説明します。
市場性の調査
これから始める飲食店の事業の市場規模、将来性、事業を取り巻く環境等を調べ、事業内容の裏付けとします。
コンセプトの立案
販売計画は、お店のコンセプトを明確にすれば回答となります。
- 1)業種・業態はどうするか。
- 2)どのような商品を提供するのか。
- 3)ターゲットは誰にするのか。
- 4)ターゲットの利用動機は何か。
- 5)どのような立地条件・物件にするのか。
- 6)客単価はいくらにするのか。
- 7)店内外環境をどうするのか。
- 8)どのような接客をするのか。
資金計画
開業費用としていくら必要かを計算します。そして自己資金で足りない分を借入れします。自己資金と借入金の比率は5:5ぐらいが目安です。借入れについては、必ずしも希望通りの資金調達ができるとは限りません。中古設備を購入した場合やリースを活用した場合など、いくつかのケースを想定しておくと、いざというときに慌てることなく対応できます。
収支計画
客単価がいくらで、平日は何人、土曜祝日は何人のお客様が来店してくれるかを予想し、売上の計画を立てます。そして、原価、人件費、店舗家賃、宣伝販売費、光熱費などの経費を計算し利益を予測します。
「開業チェックシート」をまとめることで「事業計画書」を作成します。
開業チェックシートはコチラよりダウンロードしてご利用ください。